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お寺に行った。 ドシャ降りから霙(みぞれ)に変わる立川の夕刻の天気は異常に寒かった。 傘をさしていても、横殴りで霙(みぞれ)が身体に当たる。 天の神様と地の神様のお社の前で、90度の最敬礼によるお参りをする。 心の中のモヤモヤや、どうしても許せない気持ちや、切なくただれるような心を全て吐露した。 過去に対するこだわりを捨て、嫉妬心から開放される大きな心の器を授けて下さいとお祈りした。 神様がしっかり受け止めて下さって、仏さまの元へ私の思いを運んでくれたのだろう、突然体の芯から涙が溢れてきた。 ドシャ降りの霙(みぞれ)に負けない勢いで、涙が次から次へと溢れ出した。 次第に嗚咽に変わっていった。 しゃくりあげるように号泣した。 「うっ、うっ、うっ・・・、ひぃっ、ひぃっ・・・」と噛み殺した声が漏れた。その私の声を霙(みぞれ)の激しい音が打ち消す。 自分の体内にこれほど大量の涙があったのかと驚いた。 大人になってから、ここまで泣いたのは初めてかも知れない。 父が亡くなった時にも、こんなには泣かなかった。 境内にチラホラしか参拝者がいなかったのと、あたりは暗くなっていたのと、傘をさしていたので気付く人は少なかったと思う。しかし肩がワナワナ震えている私の後ろ姿は異様な雰囲気だったろう。 ほんの5分程度の出来事だったかも知れない。 しかし泣き止んだ後、何かの憑き物が落ちたようにスッキリした。 私の魂に何が起こったのだろう?浄化の涙だったのか。 お寺を後にしJR立川駅に着いた時、メガネのレンズに涙の結晶がいくつもの点となってこびり付いているのを見て、なぜか笑けてきた。 ありがとうございます、感謝。これから先の事は一切分からないが、全てを天に‘お任せ’と自然に思えた参拝。 ありがとうございます、感謝。厳しい寒さと身体を打つ霙(みぞれ)の痛みが、私の前世で積んだ業だと思えた天候。 ありがとうございます、感謝。これで私の背後霊から憑き物が振り払われたと信じたい今日。 |
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