|
東中野での二日間の研修が終わった。クロスウェーブでの研修はいつも気持ちいい。 立地、会場環境、スタッフの質、どれをとっても快適なグレードだ。 研修や会議という用途に特化した施設だけあって、欲しい備品は全て揃っている。 過去何回か合宿研修にも利用させて頂いたが、宿泊した部屋はマッサージチェアなどもある馬鹿デカイ部屋だったと記憶する。さらに食事がすこぶる美味かった。 今回は‘通い’の管理職の中堅社員研修だったが、ありがたかった。 私の中にたくさんの気付きが芽生えて、ありがたかった。 きっかけは、「ここまでで何かご質問やご意見ありますか?」の私の問いかけに対し発言して下さったある受講生の声だ。 善意に満ちた前向きなご指摘を頂けるのは、本当に心から感謝だ。 私達‘研修講師’と呼ばれる職業は、ややもすると‘裸の王様’に落ちる輩が多い。 人様から‘先生、先生’と呼ばれて錯覚する輩が多い。 だから私は‘先生’と呼ばれるのが嫌なのだ。自分の中に錯覚を生じさせたくない。 だから私は生涯‘兄さん’である。 さて、そのありがたいご指摘についてだ。 私がよくやる手法で、各セッション終わりのまとめのコメントを「プロとは○○である」と締めくくってキーワードを出す。 このキーワードが二日間研修では大体10個前後出る。 そして二日目のラストセッションで、キーワードをいくつか散りばめて作文を書いて頂く。 書き出しはもちろん「プロである私は〜」である。 その作文を一人ずつ前で声高らかに決意表明して頂くのだ。 このラストセッションでは、会場内に一体感が生まれ、自然発生的に拍手が起こり、清清しく明日への希望を抱いて終了できるので、私はよく多用する。 このラストセッションのためのキーワード出しについて、「すいません〜。‘プロとは○○である’と一方的に定義される事に少し抵抗を感じます」と言って下さった受講生の声が上がった。初日の前半だ。 いきなり出鼻を挫かれた形にはなったが、‘なるほどなぁ〜・・・’と思わず私は唸ってしまった。 確かに、答えのない‘プロとは’という命題に対し、私の感覚だけで定義するのは私の‘我’を押し付けている驕った手法だったかも知れぬと気付いた。 素直な私は即修正だ。 「そうしましょう!それいいですね!では早速‘プロ’に代わる主語を皆さんで考えましょう」とした。 色々な主語が案として出てきたのだが、人それぞれのフィーリングや価値観があるため、全員一致のコンセンサスに至らなかった。 そこで思い切って、「ではこうしましょう!ここからは‘主語抜き’でいきましょう!」とやってみた。これが良かった。即興アイデアが後のヒットに繋がる事はしばしばある。 今までの感覚とは違うやり方だったので、最初は違和感があったが、進むうちに楽しくなってきた。 まとめのキーワードを主語抜きで作る作業が、私の中で面白く楽しく好奇心が膨らんできた。 そして迎えた二日目のラストセッション。 皆さんがそれぞれの主語を入れて下さり、声高らかに決意表明して下さった。 もちろん「プロである私は〜」を踏襲して下さった受講生もいたし、「管理職である私は〜」もあったし「生き方スペシャリストである私は〜」もあったし「仕事の達人である私は〜」もあった。 一番笑ったのが、ご指摘を下さった受講生が「ちょっと怪しい社会人である私は〜」であった。 ありがとうございます、感謝。私にご指摘を下さったちょっと怪しい社会人。 ありがとうございます、感謝。彼のご指摘を素直に受け入れた自分の中の何か。(自分でも不思議なくらいスーッと反省思惟できて、同時に感謝の念が沸きあがってきた。こうして品質向上を目指したい) ありがとうございます、感謝。新しい研修スタイルが生まれたきっかけ。(しばらく実験リーグとしてトライしてみるつもりだ) |
| << 前記事(2007/05/08) | トップへ | 後記事(2007/05/12)>> |
| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
|---|
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
|---|---|
浦上兄さん |
コイズミマキ 2007/05/12 08:16 |
コイズミマキさん、コメントありがとうございます。 |
浦上俊司 2007/05/12 10:33 |
| << 前記事(2007/05/08) | トップへ | 後記事(2007/05/12)>> |