『執着を捨てると道が開ける』

喋くりの仕事を始めて20年以上になるが、私を長きに亘って悩ませるのが機能性発声障害という持病だ。原因は医者も分からんと言うので、自己流で声帯筋肉のストレッチ(喉を開く運動)や、声に効くといわれるサプリメント摂取や、凝り固まった喉周りの筋肉をほぐすネックレス着用や、ありとあらゆるものを試してきた過去がある。金額に換算すれば100万越えだと思う。しかし、やればやるほど調子が悪くなる。本番で声が出なくなったらどうしよう・・・と不安になればなるほど出なくなる。

ふと気付いた。
「ええ声で喋りたい」と執着している自分に。声が商売道具なのだから「絶好調を維持するのがプロの証」とこだわり過ぎる自分に。そこで、その執着とこだわりを捨てる意識を持って仕事をすると決めて数ヶ月が経つ。その結果は、ここ数日は発声障害が抑えられているようだ。

執着から解放されるにはどうすればいいのか、そのコツは最初難しく感じられたがシンプルに考えてみた。「開き直る」ということだ。
神経質になってあらゆる喉のケアをしても出ない時は出ない。乱暴に喉を使っても出る時は出る。ならばもう開き直って「深く考え過ぎない」ということだ。

宇宙真理は凄くシンプルな構造なのかも知れない。道を開く魔法のカギは複雑な仕組みではなく、どこにでも売っている普通の南京錠なのかも知れない。

ありがとうございます、感謝。忘れることの難しさを体感するここ数ヶ月。
ありがとうございます、感謝。忘れることの効用を実感するここ数日。
ありがとうございます、感謝。色々な事を気付かせてくれる持病の存在。

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