『栃東』

朝青龍と稀勢の里が大好きだ。
この二人の面構えはファイティングスピリッツのお手本だ。人間戦闘機の権化とも言える。
なんと言っても相手力士に対するメンチの切り方が凄い。迫力と殺意が微妙に織り交ざっている。観ている側をゾクゾクさせる、ある種セックスアピールに近いものさえ漂っている。

その昔、長谷川vs北の富士の一番は立会いの仕切りの際、必ずメンチの切り合いになった。
お互いが一歩も引かない。長い時は10秒を越える時間、互いに仁王立ちで睨み合ってから塩を取りに行った。
その頃、‘やっぱり相撲は格闘技なんや’とつくづく感じた。観客はヘラヘラ笑って観ているが(空手や柔道の試合会場では観客は誰一人笑っていない)土俵の中ではモノ凄い殺気のやり取りが交錯し、紛れもないガチンコ勝負が行われる。
それを感じさせてくれるのが今は朝青龍であり、稀勢の里である。

パフォーマンスという点では高見盛も好きだ。コミカルな動きは誰からも親しまれる貴重なキャラだろう。
真面目、稽古熱心、理論派という点では1月場所で優勝した栃東も大好きだ。
その栃東のコメントから多くの気付きを頂いた。

彼はとにかく稽古熱心で、真面目に考え過ぎて考え過ぎて、理論で悩んで悩んで、几帳面な性格が災いし場所直前まで筋トレに励みすぎて、初日には筋肉が堅くパンパンに張って本来の動きが出来ない。さらに堅い筋肉は怪我を招く。
その繰り返しで、潜在能力の高さは誰もが認めるものの昇進できず、怪我とカド番に苦しみ続けた。

それが1月場所は場所直前にゆっくり体を休めたらしいのだ。
理論にも走らず、心も体も解放し、場所に臨んだらしいのだ。
その結果が14勝1敗の賜杯だ。

優勝後「私の場合は休みを取るということが、私の相撲に合っていたのでしょう、今場所は自然に体が動きました。」とのコメント。
私も気合いを入れ過ぎた研修前は、イメージトレーニングを繰り返し過ぎ、知識を詰め込み過ぎ、本番で思うように脳と口が動かない事を数多く経験してきた。
直前には全てを解放して休み、あとは‘自然にお任せ’との心境に立った時、受講生と一緒に充実した研修になる。

栃東のコメントで知恵が深まった。

ありがとうございます、感謝。日本人の期待を背負って立てッ!栃東。
ありがとうございます、感謝。復活して日本人大関旋風を巻き起こせッ!千代大海と魁皇。
ありがとうございます、感謝。早く昇進して外国人力士とのバトルで盛り上げろッ!琴光喜と雅山。

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この記事へのコメント

浦上俊司
2006年01月30日 11:15
朝青龍、稀勢の里、白鵬、露鳳、黒海、あたりは総合ルールでも充分闘えると思います。なんや、ほとんど外国人やんかぁ・・・。
サンフ
2006年01月30日 09:11
朝青龍の場合は、別な格闘技(PRIDEとかK1)でも大成する気がしますが、いかがでしょうか?
(格闘技は私はシロウトですが)
相撲の国際化は、私は賛成ですが、やはり、盛り上がるためには、日本人力士の頑張りが必要でしょう。栃東が横綱になれば、又、人気も復活しますかね。