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ほんの数ヶ月前まで、死ぬか思うほどクソ暑かったのに、一気に寒い冬がやってきた。 ホテルから研修会場に向かう朝、すれ違う人は一様に肩をすぼめ、背中を丸めて「さっぶ〜っ、さっぶ〜っ」とブツブツ言いながら足早に会社へと向かう。 そんな中、私一人、寒くない体感をキープしていた。 別に厚着をしているわけではない。夏と同じ黒のスパッツタイプのブリーフに半袖のV首シャツ、スーツは冬物だがパッチは履かんしコートを羽織っているだけだ。にもかかわらず寒くないのは、緩和スキルを脳内で使っているからである。 いや、なにも大層に‘スキル’などと言わなくてもよいか。 クソ暑かった数ヶ月前の体感を強烈にイメージするだけだ。これで不思議と一瞬ポカポカする錯覚がある。 しかし、イメージが途切れるとすぐに寒さが来る。そうなれば、今度は寒さの体感を来年の猛暑に向けてイメージ備蓄する。 寒い冬には真夏の太陽がギラギラ照りつける猛暑、ダクダクと流れる大量の汗をイメージし、暑い夏には真冬のシンシンとした底冷え、寒風吹きすさぶ極寒をイメージするのだ。 そんな空想遊びをしながら歩いていると、すぐに研修会場に着いた。 ありがとうございます、感謝。緩和スキルによって錯覚が実際の体感に繋がる肉体コントロールの発見。 ありがとうございます、感謝。緩和スキルをモチベーションアップに繋げてオープニングトークが出来た事。 ありがとうございます、感謝。研修開始のオープニングトークは直前に感じた内容が一番ヒットするとの学び。 |
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