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研修本番やクライアントとの打ち合わせがない日だと、しゃべくりの仕事であれば基本的にはオファーを断らない。 選り好みせず、私を必要としてくれる案件なら喜んで参上だ! 忙しいと言う事は世の中に自分の存在が認められている証、嬉しい限りだ。 と言う事で今日は地鎮祭の神事MCだった。 披露宴ほど盛り上げる必要はないが、ちょっと低めの声で厳粛にゆっくりと正確に進行することが求められる。 気を付けるのは斎主(神官)さまの動きに合ったリアルタイムな実況をする事と、玉串奉奠の順番とご芳名を決して間違えない事だけだ。(これだけは間違えると致命的なので、細心の注意を払う) シンプルな進行で決して目立たず黒子に徹するのみのMCだが、参列者がそうそうたる来賓なので独特の緊張感が式場内に漂う。 地元の町長さんから自治会長さん、建設会社の社長さんやら土地のオーナーさん、誰が偉いさんで誰が施主さんで誰が自治体の人なのかサッパリ分からんが、みんな社会的地位の高い人物である事だけは間違いない。 50代〜60代の男性が大半を占める加齢臭で窒息しそうな会場内で粛々と進む中、私の心を捉えたのは斎主さまの挨拶だ。 それは、この土地の現オーナーのお父様が生前、毎朝5時に起きてこの地域を巡回し、平和な街づくりと住みよい○○町にするため祈り続けられたと言う事だ。 昔はどこの地域にも、こうした長老さんがいたものだ。 今のように不審者などが出没する隙が無いように地域社会全体が協力し合っていたものだ。 きっと今日の神事も先代オーナーは感慨深げに草葉の陰から見ていらっしゃったように感じた。 有り難う御座居ます、感謝。たまに務めさせて頂くと気がピシッと引き締まる神事。 有り難う御座居ます、感謝。時代が変わっても古き伝統としきたりを大切にする日本文化。 有り難う御座居ます、感謝。降神の儀での‘オォォォ〜〜〜〜’の声が透き通るような声だった今日の斎主さま。 |
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