熱血研修講師〜浦上俊司の『感謝ブログ』

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<<   作成日時 : 2006/02/08 07:04   >>

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19歳の春だった。
滑り止めではあったが一応進学先も決まり、独り暮らしをスタートする京都のアパートも決まり、入学式まで2週間ほど時間が空いた。

そこで、現役で進学し香川県の大学に行った高校時代の友人を訪ねて2泊3日で小旅行に出た。
たった1年前まで同級生だった奴が、やけに大人になっていたように感じてまぶしかったのを覚えている。1年間、予備校と自宅だけを往復する浪人生活だった私と、初めての独り暮らしを満喫した奴とは同じ19歳でも二人の差は大きく開いていた。

奴が‘大人の遊びを全く知らない私’を高松ゴールデンストリップ劇場に連れて行った。

今のように、何でもありのインターネット動画や法に触れるビデオなど無かった時代だ。
せいぜい、親に隠れてビニ本を自動販売機で購入し、中のモデルの写真の黒く隠されている部分にバターを塗れば、消えてモロに見えるとのガセネタを信じ、ビニ本をバターだらけにして必死で知らない世界を知ろうとしていた純な私を、奴はいきなりストリップに連れて行きやがった。

衝撃だった。

口をポカーンと開けて最前列で食い入るように覗き込んでいる汚らしいオヤジを見て嫌悪感を抱き、同時に口をポカーンと開けて二列目で食い入るように覗き込んでいる自分を発見し苦笑した。

「はい〜ッ!お次は当劇場の看板娘、ニーナさんの登場です〜ッ!はい、拍手ッ!拍手ッ!はい、拍手ッ!」と客に拍手をせまる陰マイクの司会者のダミ声が響き、「はい、決して踊り子さんには手を出さないようにッ!最前列のお父さん、決して手を出さないようにッ!」と続く。

そして噂の看板娘、ニーナさん登場。
黄色や赤や紫の安っぽい照明がクルクルと舞台を照らす中、浮かび上がってきたニーナさん。

・・・私は悲しくなったのを覚えている。
私の母のような年のオカンが出てきて、客に大またを開き、「カッ!」という掛け声を自ら発しながら吹き矢で的を得ていた(笑)。
もっと悲しかったのは、それを食い入るように見ていた19歳の私だ(笑)。

懐かしき青き想い出だ。
あのニーナさんは今頃どこで何をしているのだろう?
もし私の母と同い年ならば72歳だ。
まさかもう舞台には立ってないだろうが(いや、地方に行けば薄暗い照明の下、出ているか・・・も?)お元気でいて欲しいなぁ。

青かった私に衝撃をくれたニーナさんや、ダミ声でMCやってた陰マイクのおっさんや色々な人が様々な職業でこの日本を作ってきたんだなぁ。

ありがとうございます、感謝。多くの日本を支えてきた人たち。
ありがとうございます、感謝。みんな生きるために必死で汗水たらして労働していた古き良き時代。
ありがとうございます、感謝。今はめっきり見かけなくなった情緒あふれるストリップ小屋。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
アダルトビデオや、インターネットのヴァーチャルな世界におされている、リアルな世界かなと思ってましたが。先日あるバーに行ったら、そこのマスターと常連さんがストリップ劇場が好きな人達で、話を聞いてみると、アイドルの追っかけのように、好きな踊り子さんにずっと、ついて、全国をまわっている人が沢山いるらしいです。温泉場型は寂れてますが、地方都市型はまだまだ不滅だと感じました。高松は閉鎖してるみたいですけど。
サンフ
2006/02/08 20:58
サンフさん、コメントありがとうございます。どの世界にもマニアックな人がいるもんですね。踊り子さんの追っかけとは・・・。

私が若かりし日、前田日明や高田延彦(当時は伸彦)をキャーキャー言いながら追っかけていたのも、他人には理解できないマニアックな行動だったのかもしれませんね。
浦上俊司
2006/02/08 21:17

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